精神障害者と就B

当作業所も多くの精神障害者に通ってもらっています。

精神障害者の日中活動先の選択肢は、身体障害者や知的障害者とやや異なっています。

それは「就労継続支援A型(就A)」と「精神科デイケア」の存在が大きいのです。

加えて、地域活動支援センター(地活)や自立訓練(生活訓練)という選択肢もあります。

もちろん就労移行支援も。

近年、就Aが多く設立されたこともあり、就Bより就Aに移っていく利用者さんが多くいるように思います。

調子のよいときはもっと「稼ぎたい」。

例えば障害年金2級では、月額65,000円程度なので生活が大変です。

それに就Aの賃金5、6万円が加われば経済的にも少しは安定します。

続いて精神科デイケアですが、仕事・作業を必ずしもする必要はない、のんびり過ごしてもよい、スポーツや映画鑑賞などのレクリエーションもある。

あと、昼食が実質無料というのも大きい。

医療機関サービスであり、主治医が勧めることも多いでしょう。

身体障害や知的障害より日常的に「医療」との関わりがあるというのも精神障害者の特質です。

症状や能力で、就A>就B>精神科デイケア という仕組みなのでしょうが、精神科デイケアは送迎がないから送迎してくれる就Bに行くとか、生活保護受給していて賃金より環境のよい就Bに行くとか、いろいろな理由はあると思いますが、選ばれる作業所をめざしたいと思います。

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