実習生を受け入れたこともあり、阪急曽根駅の西にある「とよの地域若者サポートステーション」の修了式に参加しました。
地域若者サポートステーションとは、 厚生労働省委託の支援機関で、全国各地にあります。
15〜39歳の就労希望者とその親が利用でき、「仕事の向き不向きが分からない」「コミュニケーションが苦手」「人付き合いが苦手で職場でうまくやれるか不安」「ブランクが長い」「働きたいけど何から始めればよいかわからない」・・・と悩む方々の支援をしています。
ニートや引きこもり、なかには障害者手帳もっている方や心療内科通院している方もいて、制度的な「障害者」支援ではないもっと幅広いさまざまな若者に関わっています。
ゆずりは作業所でも、サービス利用するためだけではなく、このような作業所もあることを知ってもらうための見学や実習も受け入れています。
受診 ⇒ 障害者手帳 ⇒ 障害福祉サービス利用 といった制度的な流れに沿った支援ではなく、ときにはこの矢印が逆転したり、同時進行したり、支援機関と協力していろいろな角度から関わり支援できるところが「地域」現場で働く醍醐味でもあります。
作業所利用に結び付かなくても、作業所を見てもらうだけでもいいし、支援機関スタッフに知ってもらうことにもなるし、ネットワークが広がれば利用者さんだけではなく、作業所にとってのメリットも大きいと思います。
ひとの「障害者観」もそれぞれですし、時間をかけそれは少しずつ変容していくものでしょうし。