年々喫煙率は下がってきています。
以前勤務していた専門学校や大学でもそうで、若い男性もタバコを吸わなくなったものだと、時代の変化を感じました。
精神障害者の喫煙率は、昔からそれなりに高いように思います。
精神科病院に行くとタバコを吸っている患者さんが多いイメージもあると思います(実は病院スタッフも喫煙者が多かったような気も…)。
人差し指と中指がヤニで茶色に染まるくらい根本まで吸っている方々…。
しかし今日、法的にも病院敷地内完全禁煙という流れもあり、精神科病院も抗えません。
長期入院患者は減り、高齢患者は増え、タバコが院内通貨代わりになっていた文化?は失われつつあります。
約10年前、一気にひと箱100円以上値上げとなり、じわじわと注目を集めはじめた旧3級品のエコーやわかば。
これらは自販機にもあまり売っていないくらいマイナーなタバコでしたが、精神科病院ではその前からメジャーでした。
その旧3級品が法改正で価格維持できなくなるということで、このたび紙巻きたばこから葉巻として同一価格帯で販売されるとのことです。
「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は27.8%。
昭和40年以降のピーク時は83.7%。
これに対し、成人女性の平均喫煙率は8.7%、ピーク時より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。
当作業所の登録利用者数45名(男女ほぼ同数)のうち喫煙者は4名、女性のほうが多いです。
きっと一昔前なら喫煙ルームをつくっていたかもしれませんが、昼休みだけ喫煙OKとして玄関出たところで吸っていました。
しかし一年程前に近隣住人よりマンション敷地内(自室外)で吸っては困ると苦情入り、近くの駐車場まで行ってもらっています。
ベランダや換気扇も煙はどこかに流れるわけだし、喫煙者と非喫煙者の共存は簡単ではありません。
また、理由はよくわかっていないのですが、喫煙との相関に、地域差があります。
なぜか北のほうが喫煙率が高いようで北海道が一番高く24.7%、一番低いのは奈良県の17.1%のようです。