ゆずりは作業所の人気商品「木のスプーン」の作り方を、You Tube(ゆずりは作業所チャンネル)にて公開しました。
当初の予定より大幅に長い動画になってしまいましたが、そのぶん誰が見てもわかりやすい内容になったんじゃないかと思います。
DIYでスプーンを作ってみたいなーと思っていた方は、ぜひご参考ください!
※11の動画に分割しています。番号順にご覧ください。
再生リスト
再生リストから視聴して頂くと、順番に見ることができて便利です。
わかりにくい箇所などあれば、当ブログやYou tubeのコメント欄までお気軽にご質問くださいね。
使用する道具
彫刻刀
ナイフ
布やすり
のこぎり
万力(ベンチバイス)
作業台
作業用手袋
エゴマオイル
材料
木材(シュリザクラ)
①材料の切り出し
まずは板からスプーンのサイズを切り出します。
ギリギリの幅でカットすると、失敗してしまうと取り返しがつきません。
少し余裕をもってカットするようにしましょう。
反対に大きすぎると③の工程が大変になるので、ほどほどに。
木材:シュリザクラ
動画では北海道産の「シュリザクラ」という材木を使用しています。
性質が良く木目も美しいため日本的な家具の材料として重宝されている木材です。
②正面の型取り
見本のスプーンを置いて型取りします。
動画ではスプーンの木型を使用していますが、本物のスプーンを使って型取りすることも可能です。
作りたいなと思うスプーンがあれば、それを型取りに使ってみてください。
最初は鉛筆で、最後はマジックペンなどで仕上げましょう。
③側面を削る
型取った線の縁までナイフで削ります。
線から遠い部分では大きく、線が近づいてきたら細かく削っていきましょう。
④側面の型取り
側面の型取りをするために、鉛筆で下書きします。
不安な方はスプーンを当てながら書いてもいいかもしれません。
納得いく型を書けたら、マジックペンでなぞって仕上げます。
⑤上下面を削る
④で行った下書きに沿ってナイフで削ります。
先ほどと同じく線から遠い部分では大きく、線が近づいてきたら細かく削っていきましょう。
お椀の裏の部分は、けっこう固いので頑張りどころです。
※お椀の部分は次の工程で削ります。
⑥お椀の部分(つぼ)を削る
スプーンのお椀部分を、彫刻刀で削ります。
(※ごはんやスープを置く部分のことを「つぼ」と言います。)
ここは線に沿って削ることができないので、見本を横に置いて完成形をイメージしながら削っていくと良いかもしれません。
⑦お椀部分(つぼ)を様々な方向から削る
⑥の続きです。
丸い形を作っていかないといけないので、様々な方向から削って形を調整します。
⑧お椀部分(つぼ)の裏面を削る
裏面を削り、つぼを完成形に近づけます。
口当たりを良くするためには、薄くすることが大切ですが、攻めすぎると貫通してしまうリスクがあります。
慎重に削っていきましょう。
⑨柄の仕上げ
⑧でお椀の部分ができたので、それに合わせて柄の部分も最終調整していきます。
左右対称になるようナイフで削っていきましょう。
付け根の部分が細くなりすぎないように注意が必要です。
⑩布ヤスリでやすりがけ
まずは120番を使います。
全体的に磨いていきますが、お椀の部分(つぼ)は凸凹しているので、念入りに磨きましょう。
全体的にツルツルになってきたら、240番の布ヤスリを使います。
最後は400番で仕上げです。
⑪オイル仕上げ
キッチンペーパーにエゴマ油を染み込ませ、スプーン全体に塗り込んでいきます。
塗り終わったら、風通しの良い所に置いて乾燥させます。
一晩くらい置いておけば大丈夫だと思います。
お手入れ方法
木のスプーンは頻繁に使用していると、少しずつ油が落ちてきてカサツキが出てきます。
良い状態を保つためには、定期的にお手入れしてあげると良いでしょう。
お手入れ方法は以下の記事で説明してますので、ご参考ください。(動画も添付してます)
その他の木工作品
その他にも様々な木工作品を製作しています。