前回に続き身体機能障害の作業療法的内容で恐縮です…
両手で何らかの作業をするとき、
大別して
①大きい物を持ったり、力強い操作が必要で両手が同じような動きする動き(ダンボール箱を持ったり、農作業の鍬や野球のバットなど)
と、
②右利きなら右手で操作して左手で固定する動き(書字やハサミ、お椀と箸など)
となります。
軽度左片麻痺と高次脳機能障害のある方なのですが、
上記②の両手動作を(支援者が)意識して作業に取り組んでもらい、左手での対象物固定を意図したのですが、、、
ニッパでの切り取り作業が思いのほか固かったようで、
自然に左手を添えて両手でニッパを使う①のような動作となりました。
座位作業では、なかなか①はないのです。
初めから両手ではなく、途中からしばしば左手を参加させているところが興味深かったです。
やっぱり臨床現場、いやいや作業現場は、いろいろ楽しく興味深いことばかりです。
ちなみに作業内容はプラスチックの廃棄処分用の切断です。